体重管理の法則

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メディカルサロン風本真吾の訓え

この訓えは、四谷メディカルサロンにおいて、平成4年から始められたダイエット指導の実践現場から誕生したもので、その後、長きにわたって同診療現場で活用されています。これらのエッセンスが、表現の形式、角度を変えて、いくつかの著書になりました。

体重管理の法則

第一条

体重管理とは、自己にとっての適正体重を算出し、自己の体重をその体重へと導き、維持することである。

第二条

適正体重とは、BMIや美容的見地から考えるだけではなく、脂肪細胞が有する機能を加味して個別に算出することが必要である。

第三条

体重管理を意識する際には、「満腹が続けば死んでしまう」を深く再認識しなければいけない。

第四条

食べる量を少なくすれば、体重は減る。この原理が納得できない人は、食欲抑制剤を短期間利用して、摂食量の現象による体重の減量を実体験すれば、悟ることができる。

第五条

ここ一か月、体重が変化していないなら、摂取したカロリーと消費したカロリーが釣り合っているということである。

第六条

摂食量が変わらなければ、加齢に伴い体重は増える。この生理現象に抵抗するには、加齢に伴い運動量を増やすのが最も優れた手法である。

第七条

運動による脂肪減少と筋肉増加を目論むには、アルギニンとクロムを併用するのが最も優れた手法である。

第八条

褐色脂肪細胞が活性化されていれば、食後に体温が高まり、大量に食べても体重が増えなくなる。「痩せの大食い」はこの体質による。

第九条

摂食物の腸内通過時間を早くすれば、体重は落としやすくなる。

第十条

あんこ(小豆食品)、乳製品、スポーツドリンク、ジュース類の摂取を中止することは、体重を減らす実践的な第一手法である。

第十一条

精神神経科系の薬剤はしばしば体重を増やす。注意しなければいけない。

第十二条

体重を減らすときは、意欲と集中力が最も大切である。意欲を高めるためには、初期に食欲抑制剤を短期間利用し、実際に体重が減る成果を経験すればよい。集中力を維持するいは、尊敬している人の中から自己の体重変化を見守ってくれる人を定めればよい。

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院長:風本真吾

略歴

平成元年 慶應義塾大学医学部卒業
2年間研修医を経て同医学部内科大学院へ
平成4年 四谷メディカルサロン(現四谷メディカルクリニック)開設
現在に至る